愛知県の高校入試

愛知県には国立・公立・私立の3種類の高校がある。(全日制の場合)

(1)国立高校(3校)

○ 豊田工業高等専門学校(豊田市)
○ 愛知教育大学附属高等学校(刈谷市)
○ 名古屋大学教育学部附属高等学校(千種区)

(2)公立高校

○ 愛知県立高校(144校)
○ 名古屋市立高校(13校)

(3)私立高校(50校)

国立高校の入試

(1)3校とも1月下旬頃実施。

11月か12月に説明会があるので,その説明会には参加するとよい。

(2)試験科目は5教科。

公立高校の入試・・・令和5年度の入試から変更されます。

(1)推薦選抜・特色選抜

令和5年度の入試から特色選抜も導入されます。

(2)一般選抜(2校まで志願することができるが,学力検査は1回のみである。調査書と学力テストで判定。)

① 普通科は,次のように分かれる。
1.愛知県下の高校を,尾張学区と三河学区に分ける。
2.尾張学区は,1群,2群,群共通校に分けられ,さらにA,Bグループに分けられる。
三河学区は,A,Bグループに分けられる。
② 専門学科・総合学科は,次のようになる。
1.AグループとBグループに分ける。
③ 受検者は,Aグループから1校,Bグループから1校,計2校受検できる。
④ 詳しい選び方は,「公立高校の一般選抜の志望校の選び方について」参照。

(3)2次選抜

① 一般入試で欠員がでた高校にかぎって実施。
② 国・公・私立すべてに不合格だった者のみ受検できる。

私立高校の入試

(1)推薦入試・特色入試

① 調査書と面接が主だが,簡単な学力テストを行うところも多い。
② 推薦入試・特色入試を実施しないところもある。

(2)一般入試

① 3日間に分けて実施されるので,最大3校受検可能。
② 試験科目は,3教科か5教科。
③ 調査書と学力テストで判定。学力テストのみで判定する高校もあり。

公立高校の一般選抜の志望校の選び方について

(1)Aグループから1校,Bグループから1校の2校受検できるが,2校とも普通科の場合は,
同じ学区,同じ群から選ばなければならない。
(群共通校や調整区域を除く。)

(2)Aは普通科・Bは専門学科の組み合わせや,Aは専門学科・Bは普通学科という組み合わせ,
A・Bとも専門学科という組み合わせもできる。

(3)もちろんA,Bのどちらか1校だけを受検することもできる。

(4)2校まで志願することができるが,学力検査は1回のみである。
合格決定は第一志望が優先されるから,どちらを第一志望にするか慎重に決めるようにする。
ふつうは,レベルの高い高校を第一志望にする。

志望校の決め方について

愛知県の高校入試では,内申点と当日のテストの点数(実力)で合否が決まります。
高校によっては当日の点数を重視するところや,内申点を重視するところがあります。
また,平成19年の春から群共通校ができました。これは,1群・2群に関係なく選択できる高校です。

●志望校を選ぶポイントは,次の2つです。

1.その高校の方針が,あなたの性格や考え方にあっているかどうか。
2.その高校のレベルが,あなたの実力や内申に,マッチしているかどうか。
実力,内申のどちらかが足りなければ,受検しても合格はできません。
「○○高校へ,行きたい!」
みなさんの中には、この高校へどうしても行きたいという希望をもっている方も多いと思います。
でも,どの高校にも定員があります。
そして,ほとんどの高校で希望者が定員をオーバーします。
そのために入試があるのです。
入学試験というのは,
「その後3年間,希望する高校でやっていけるか,どうか」を,
高校側が判定する機会なのです。
ですから,入学試験では,皆さんは自分の内申点(日頃の勉強ぶり)や,実力(ほんとうの力)を高校側に示さなければなりません。
それには,日頃から計画をたてて勉強すること,提出物をきちんと出すこと,
また,部活で汗を流すことなどが大切ですが,それには,日頃から計画をたてて勉強すること,
それに加えて,
①現時点でのあなたの実力を知ること,
②あなたの実力にあった高校をみつけることも大切です。

高校入試の調査書(内申点=通知表)について

平成16年から通知表が絶対評価になりました。
今年の入試でも,この絶対評価が内申点として用いられます。
ですから,どの高校も目安の内申点があがってきています。
高校入試では内申点を重視する高校もあれば,当日点を重視する高校もあります。
Ⅰは1:1(同等),Ⅱは1.5:1(内申点重視),Ⅲは1:1.5(学力検査重視),Ⅳは2:1(内申点をさらに重視),Ⅴは1:2(学力検査をさらに重視)の5つによって合格者を決定します。
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